OttoE PoE Watchdog の設定手順(ステップバイステップ)
カメラ/センサー/AP(アクセスポイント)がソフトウェアのフリーズで応答しない場合、OttoE PoE に内蔵された PoE Watchdog が、そのポート上の PD(Powered Device)のトラフィック有無を自動監視します。無通信と判定されると、当該ポートの給電をいったん停止して再投入(パワーサイクル)し、遠隔で“再プラグ”するのと同等の復旧を行って現地対応を減らします。
開始前の準備
- デバイスの起動時間:
受電デバイス(PD=Powered Device。カメラ/センサー/無線AP など)が電源投入から安定動作に至るまでの所要時間を確認します(一般的に 2–8 分)。 - 電源と配線:
機種の PoE 予算(PoE Budget)が十分か確認します。ケーブルは Cat5e 以上、配線長は ≤ 100 m を推奨します。
DIP 対応表と設定
- DIP #1–#8:各 DIP スイッチはポート 1–8 の「Watchdog 自動復旧」の有効/無効に対応します。ON=有効、OFF=無効。
- DIP #9(EXT):起動遅延を設定し、コールドスタートを故障と誤検知しないようにします(OFF=10 分/ON=5 分)。
重要:いずれかの DIP を変更した場合は、スイッチを再起動して設定を反映させてください。
設定手順(Step-by-Step)
- まず遅延を設定:DIP #9 を OFF=10 分に設定(コールドスタート期間をカバーする安全設定)。その後、デバイスが 5 分以内に安定することを確認できたら 5 分へ変更します。
- 保護するポートを選択:自動復旧が必要なポート(1–8)の DIP #1–#8 を ON にします。
- スイッチを再起動:設定を反映します。再起動中はネットワークが短時間中断されます(正常動作)。
- 遅延の終了を待機:DIP #9 の設定に応じて 10 分または 5 分待機。Watchdog は遅延終了後に監視を開始します。
現場 3 分クイックテスト(再確認)
- Watchdog を有効にしたポートを 1 つ選び(当該ポートの DIP #1–#8 が ON、かつ DIP #9 の遅延が終了していることを確認)、接続機器で一時的にトラフィックを停止するテストを行います。
- 当該ポートが自動で給電オフ → オン(パワーサイクル)し、機器が復旧することを確認します。
ベストプラクティス(誤検知の回避)
- 起動に時間がかかる機器:ハイエンドカメラ/デジタルサイネージは 10 分 の遅延を推奨します。
- OttoE PoE Watchdog トラブルシューティング
用語集(クイックリファレンス)
- PD:受電デバイス(Powered Device)。例:カメラ、センサー、無線 AP。
- Watchdog:各ポートのトラフィックを監視し、30 秒間トラフィックがない場合は当該ポートを パワーサイクルします。
- Power cycle(パワーサイクル):ポートの PoE 給電を一時停止し、再投入して応答しない機器を再起動させる動作。
- PoE Budget(PoE 予算):スイッチが提供できる PoE 給電の総量。高消費電力機器が同時に起動すると不足する可能性があります。
更新日:2025-08-21|対応機種:OttoE PoE シリーズ





