FAQ

光メディアコンバータの「ストア&フォワード方式」と「コンバーターモード」の違いとは?

適切な光メディアコンバータを選ぶために

ストア&フォワード方式(Store-and-Forward)とコンバーターモード(Converter Mode)の違いを理解することは、最適な光メディアコンバータを選定するうえで非常に重要です。この理解により、データの完全性と伝送速度のバランスを最適化することができます。



ストア&フォワード方式(Store-and-Forward Mode)

光メディアコンバータはイーサネットフレーム(Ethernet Frame)全体を一度受信し、CRC(巡回冗長検査)によるエラーチェックを行った後、正常なフレームのみを転送します。

  • メリット:破損したパケットを検出して破棄できるため、データの完全性が向上します。
  • デメリット:バッファ処理と検査が必要なため、若干の遅延が発生します。
  • 適用シーン:金融システム、産業用オートメーション、ミッションクリティカルな用途など、データの正確性が特に重要なネットワーク環境に適しています。


コンバーターモード(Converter Mode/Cut-Through Mode)

このモードでは、目的のMACアドレスを読み取った時点で即座にフレームの転送を開始し、フレーム全体の受信完了やエラーチェックは行いません。

  • メリット:遅延が非常に少なく、高速なデータ転送が可能です。
  • デメリット:エラーチェックを行わないため、破損したパケットも転送される可能性があり、データの完全性はやや低くなります。
  • 適用シーン:映像ストリーミング、音声通信、監視システムなど、リアルタイム性が求められ、速度がデータ検証よりも優先される用途に適しています。


比較表:ストア&フォワード方式 vs コンバーターモード(Cut-Through)

特性ストア&フォワード方式コンバーターモード(Cut-Through)
エラーチェック✅ 対応(CRCによる検査)❌ 非対応
転送遅延やや高い非常に低い
データの完全性高いやや低い
適した用途データの正確性が重視される環境リアルタイム性が求められる環境